オーディション会場である
横浜のビルの一室に到着。
2回目なので、すんなり入室することができた。
到着すると、そこには20人前後の老若男女がいました。
名前や年齢など、必要事項を記入し提出。
それと引き換えに渡された紙には、
とある商品のCMのナレーションの原稿が書かれていました。
しばらく待っていると、
5人づつ名前を呼ばれました。
入った小部屋には、
審査員らしきおじさん1人が
前方に座っていました。
「じゃあ、次はおきさんですね。
ここに座ってください」
私は設置されたカメラの前に座り、
先ほど渡されたCMのナレーション原稿を読みます。
「クリアな音源、音に包まれる感覚
オーディオCDコンポ、発売」
し、CDコンポ…？？？
令和ですけど、CDコンポ…？
コンポって久しぶりに聞きました。
そんな疑問をもちつつ、私の番は終了。
審査員からは
「いい声ですね〜」とひとこと。
その日は終了し、横浜を後にしました。
私は負けず嫌いで、
オーディションと聞くと、変に燃えるクセがあるので、
不思議とやり切った感が出てしまいました。
そして、翌日
担当者から連絡がありました。
「オーディション、1 次審査通過しました。
それとは別にオーディションの映像を見たNHKラジオのプロデューサーがあなたに興味を持っている。
是非、ボイスドラマに出てほしいので、
オーディションに参加してもらえないか？」
そして、私は再び
横浜へ行くのであった…
続く
